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固定運用のときは、主にリグのキーヤー機能を使っています。
以前は、Winkeyerを使っていたのですが、年が明けて突然不調?になり、せっかく備わっている機能を使わないのももったいないので活用することにしました。

CW運用は、基本的にはパドルでの手打ちなのですが、記念局や移動局のコールでパイル状態になっているとき、何度も自局コールサインを打鍵するのも疲れる?ので、キーヤーのメモリ機能を使います。

以前、IC-7100用の外部KEYPADを作成し、けっこう便利だったことを思い出し、TS-890用にも同様のものを作ることにしました。
※ちなみにこの外部KEYPADは、JK1BGVの運用で使用しています。

まずは、説明書を見て可否を確認したのですが見つからず、解説書のほうでその回路図を確認することができました。
IC-7100ではLANケーブル/端子で接続しましたが、TS-890は3.5mmのステレオコードで接続するようです。それも、L/R端子でCH1~4と、CH5~8を使い分けています。
これまでの自身の運用スタイルでは、まず8CHのメモリを使いことはありませんでした。前述のように、自局コールサインを送信するだけなので、本当なら1CHだけでも良いのですが...でも、せっかくですから4CHだけは実装することにしました。

IC-7100のときと同様に、ユニバーサル基板を3枚、タクトスイッチを4つ使用します。ここで名案?が浮かび、ステレオ端子のL/RをSWで切り替えれば、CH1~4とCH5~8を使い分けられることに気がつきました。回路図を見ればわかるとおり、CHの識別の抵抗値はそれぞれ同じですので。

3.5mmのジャックは、秋月のDIP化キットを使いました。
複雑な回路ではありませんし、ケーシングもありません。簡単な半田付けだけの作業なのですが...寄る年波の老眼の影響で、手元がはっきり見えません。

DSC_0214

なんとかイメージした形で完成することができましたが、いやはや精神的にも限界を感じさせてくれる工作となりました。

とは言え、やはり自作のものは何物にも替えがたい愛着がありますから、これからもCW運用が続く限りは使っていきたいと思います。

真空管をいただきました。
倉敷CW同好会メンバの【JI4DPE】局から、開局50年の記念にいただきました。

開局時に使用した無線機は「FT-401S」でした。
電話級のライセンスでしたから、出力は10Wでした。
終段に、この「6JS6A」が一本取り付けられていました。

無線機には、増設用にもう一本取り付けられるようになっていましたが、
この無線機はこのままの状態で、10Wのまま使っていました。
※と言うか、その後に電信級を取得しましたが、当時は出力制限は10Wのままだったと思います。
今では手元に残っていませんが、当時を思い出しながらいただいた真空管を眺めています。

もう半世紀前なんですね。
たった一本の真空管から、ものすごい放熱量でした。
無線機の筐体の上蓋を外し、団扇の手動ファン?で風を送っていたことを記憶しています。

なんだかんだで、それから長く続いている趣味になりました。
この後、何年続けられるか???
とにかく、続けられる限りは楽しませてもらいたいと思っています。