コンテストでは、CTESTWINを愛用させていただいています。
PCの操作でCW送信する時、PCからの出力インタフェースには主に「WinKeyer」を使っています。あとは、このところ使っていないのですが、かなり以前に製作したUSBシリアル変換装置を接続したり、ちょっとイリーガル?かもしれませんが、SCU-17のPTT出力を利用して無線機のキー入力に接続していました。
特に必要に迫られたわけではないのですが、自作のシリアル変換装置をもう少し小さくしてみようと思い、今回新しいものを作製することにしました。
使用したものは、秋月電子の「FT231X USBシリアル変換モジュール」です。特にこの部品にこだわったわけではないのですが、お店に行って陳列されていたものの中から選びました。
要は、、、DTRかRTS端子さえ使えれば良いだけなのですが、、、
まずはブレッドボードで試作します。以前製作した時もそうでしたが、思ったとおり、DTR#、RTS#と説明書にも書かれてますので、この出力を反転させる必要があります。
反転方法は、ネットで検索していくつかのH.Pを参考にさせていただきましたので、ここでは割愛させていただきます。
この後、2SC1815を使った「オープンコレクタ回路」を介して無線機にのキー入力に接続すれば良いはずだったのですが、、、
PCから送信操作をすると、一瞬CW出力されるのですが、なぜか?ON状態が保持されてしまい、送信状態が継続されてしまいます。複雑な回路ではありませんので回路接続を見直しても間違いはなく、なんど試しても同じ状態です。
これで無線機が故障しては、元も子もなくなります。方法を変えて、フォトカプラで接続したところ全く問題なく正常に動作します。もう少し原因を追究したいところですが、また別の機会にすることとして、今回はこちらのフォトカプラ接続方法を採用することにします。あとはケースに入れれば完成ですが、手元に小さいサイズのアルミケースがありましたので、これにセットすることにします。ユニバーサル基板をケースに合わせて裁断し、部品を搭載しました。mini-USB端子が見えるよう穴を開け、3.5mmのキージャックをつけました。
以前のものと比べるとはるかに小さく、手のひらサイズでとてもコンパクトです。やはりアルミケースに入れると、なんとなく製品のように見えます。
久しぶりの電子工作でしたが、とにかく手元が見えず苦労しました。やはり相当に老眼が進んでいます。残念ですが、、、小さいものにこだわらず、これからはもっと大きくても楽に製作できることを想定して計画したほうがよさそうです。