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3月の移動運用は、10MHz/CWがメインでした。

10MHzのコンディションが良いようで、固定でも多くの移動運用局とコンタクトできましたので、そのまま移動時にも10MHzを使用しました。
移動時に運用バンドが決まらないとき、ワイヤを張れない場所などでは、ATU+垂直ワイヤ(釣り竿)が活躍してくれますが、7MHz or 10MHz 単一バンドでワイヤが張れるときはツェップ型アンテナを使用します。
以下、今月の10MHzで運用したときの様子を紹介します。

「ふみたてくん」に水道用エンビパイプをセットし、グラス製釣り竿を差します。今回紹介するの写真は、3月10日(日)に【PK-岡山県116,かよう総合スポーツ公園,31020A,岡山県加賀郡吉備中央町】で運用したときの様子です。

コイルとコンデンサが入った主装置?は、100均で購入したアウトドア用のランタンを吊り下げるものに提げています。

グラス製の釣り竿を約4mほど伸ばして、これにワイヤを添わせて近くの木立、フェンスなどを使わせてもらい固定します。

10MHz用のワイヤが約15mですから、実質約10mを水平に流すことになります。このくらいの長さだと問題ないのですが、7MHz用のワイヤを同じ状態でセットすると、約16mは水平に張ることになります。太めのワイヤでは重さでたるんでしまうので、軽めのワイヤを使うか、中間あたりで木立に引っかけるなどして運用することになります。こういう点でも、10MHzツェップの方が比較的容易にセットすることができます。

USBシリアル変換をもう一つ作製しました。

先日作製したものは、東京の JK1BGV 運用環境で使用することにし、そちらに持っていきました。
あらためて作製しようと思い、今回はまた別のキットを秋月電子で購入してきました。
FT-232RQ USB シリアル変換モジュール】です。

FTDI社のものですから、前回と同様に、
RTS#のロジックを反転させ、出力にはフォトカプラを介して無線機のキー入力に接続しました。

今回はケースに入れず、ユニバーサル基板を3枚組み合わせて簡易に組み立てました。

穴あけの必要なく、簡単に使用できます。
こちらも手のひらサイズで、コンパクトにできあがりました。

コンテストでは、CTESTWINを愛用させていただいています。
PCの操作でCW送信する時、PCからの出力インタフェースには主に「WinKeyer」を使っています。あとは、このところ使っていないのですが、かなり以前に製作したUSBシリアル変換装置を接続したり、ちょっとイリーガル?かもしれませんが、SCU-17のPTT出力を利用して無線機のキー入力に接続していました。

特に必要に迫られたわけではないのですが、自作のシリアル変換装置をもう少し小さくしてみようと思い、今回新しいものを作製することにしました。
使用したものは、秋月電子の「FT231X USBシリアル変換モジュール」です。特にこの部品にこだわったわけではないのですが、お店に行って陳列されていたものの中から選びました。
要は、、、DTRかRTS端子さえ使えれば良いだけなのですが、、、
まずはブレッドボードで試作します。以前製作した時もそうでしたが、思ったとおり、DTR#、RTS#と説明書にも書かれてますので、この出力を反転させる必要があります。
反転方法は、ネットで検索していくつかのH.Pを参考にさせていただきましたので、ここでは割愛させていただきます。

この後、2SC1815を使った「オープンコレクタ回路」を介して無線機にのキー入力に接続すれば良いはずだったのですが、、、
PCから送信操作をすると、一瞬CW出力されるのですが、なぜか?ON状態が保持されてしまい、送信状態が継続されてしまいます。複雑な回路ではありませんので回路接続を見直しても間違いはなく、なんど試しても同じ状態です。
これで無線機が故障しては、元も子もなくなります。方法を変えて、フォトカプラで接続したところ全く問題なく正常に動作します。もう少し原因を追究したいところですが、また別の機会にすることとして、今回はこちらのフォトカプラ接続方法を採用することにします。あとはケースに入れれば完成ですが、手元に小さいサイズのアルミケースがありましたので、これにセットすることにします。ユニバーサル基板をケースに合わせて裁断し、部品を搭載しました。mini-USB端子が見えるよう穴を開け、3.5mmのキージャックをつけました。

以前のものと比べるとはるかに小さく、手のひらサイズでとてもコンパクトです。やはりアルミケースに入れると、なんとなく製品のように見えます。

久しぶりの電子工作でしたが、とにかく手元が見えず苦労しました。やはり相当に老眼が進んでいます。残念ですが、、、小さいものにこだわらず、これからはもっと大きくても楽に製作できることを想定して計画したほうがよさそうです。

先日、レターパックが届きました。差し出しは北海道からだったのですが、差出人に心当たりはなく、何か???と思いながら封を開けると、中から「ハッカ」製品の詰め合わせが出てきました。

2023年7月に行われた【第47回オホーツクコンテスト】の結果が発表されたようで、その特別賞に当選したそうです。個人的に、参加したコンテストにはログを出すことを前提にしていますので、記憶をたどりながらログを確認すると、確かに1局だけですが14MHzで交信していました。
1局だけの交信で副賞をいただけるのは、少々気が引け、恐縮してしまいますが、せっかくのご厚意ですのでありがたくいただくことにしました。

コロナ前は、旅行会社のツアーで毎年北海道を訪れていました。北見にも立ち寄ったことがあり、ハッカ製品を購入したことを思い出しました。
北海道は、そろそろ冬の支度が始まっている頃でしょうか?
JARLオホーツク支部のみなさまにお礼を申し上げるとともに、今後の益々のご活躍を祈念します。

TS-890のファームウェアがアップデートされ、Ver. 1.0.5(2023年09月25日)になりました。
お知らせを読むと、特に大きな変更ではなさそうですが、やはり最新版にしておいたほうが良いと思い、アップデートしました。

TS-890のファームウェアをアップデートするのは初めてです。
アップデート手順を確認すると、「USBメモリ」と「USBケーブル接続」で行う二つの方法があるようです。デジタル通信用にUSBケーブルでPCと常時接続していますので、今回はケーブルを使用した手順で行いました。

いたってシンプルな手順でした。
最初に【前面パネルの [M.IN] を押しながら電源をONにします】という、普段は使わない起動方法がありますが、それ以外は、マニュアルどうりに作業を進めてアップデートは完了しました。

無線機のパネルが大きいので、やはり見やすいです。

あっけなくアップデートが終わり、せっかくなので、
お知らせの下にあった【仮想COMポートドライバー(2023年06月14日)】のアップデートも行いました。
こちらは、PC側でダウンロード→インポートするだけです。

これで当分、最新バージョンの環境で快適?に使えそうです。

 

「dynabook REGZA PC D712」HDD→SSDの作業状況です。

まずは、クローンディスクを作成します。
この作業については、ネットでも多くの記事が掲載されていますので省略します。
今回は、コピー元のHDDは2TBの容量でしたが、そこまで必要ないのでSSDは1TBのものを用意してクローンディスクを作成しました。次は、PCの解体?です。
これがけっこう苦労します。筐体を裏返し、ネジを取り外します。
特に、本体の足部分にある「隠しネジ」のような部分は最初はわかりませんでした。裏パネルの取り外しはこちらのサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。2.5inch/SSDへの交換ですから、3.5inch変換用のマウント装置が必要と思って準備していたのですが、開けてみると筐体自体に2.5inchも取り付けられるよう、ちゃんとネジ穴なども用意されていました。これは助かりました。解体と逆の順序で表裏のパネルを合体させ、ネジを元どおりに締めて作業は終了です。

作業終了後、電源を接続し起動することを確認します。
おぉ...確かに早くなりました。正確な時間は比較できませんが、体感的に全くストレスを感じない早さです。
それにあの「カラカラ」という音も聞こえません。※SSDですから当然と言えばそうなのですが...

この様子なら、サブマシンとしてはじゅうぶん使えそうです。

久しぶりにPCのHDD→SSD交換作業を行いました。
対象のPCは、もう10年近く使っていた、ディスプレイ一体型のデスクトップです。

東芝の「dynabook REGZA PC D712」ですが、最近はほとんど使っていませんでした。購入時のOSは、Windows8でしたが、途中で8.1に更新してそのまま使っていました。と言うのが、このPCは名前のとおりテレビ(地上/BS/CS)チューナーを装備していて、PCよりもテレビ受信で主に活用していました。
テレビ受信ソフトは東芝「Qosmio AV Center」がプリインストールされていましたが、このソフトはWindows10以降ではサポートされていなく、OSをアップデートせずそのまま長く使っていました。

ご存じのとおり、Windows8.1のサポートは2023年1月に終了しました。それを機に、テレビもあまり見なくなったので、OSをWindows10に更新することにしました。
OSを更新してからは、サブマシンとして時々使っていました。ところが、起動するたびに、月例のOSアップデートにひっかかり、通常のCPU使用率まで下がるのに時間がかかり閉口していました。特にHDDは「カラカラ?」という音が長く継続するようになり、さすがにディスク寿命かなぁ...?と感じさせてくれます。

主な仕様は以下のとおりです。
Core i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz)
8Gバイメモリ(DDR3-1600/4Gバイト×2)
2TバイトHDD(5000rpm)
BDXL対応Blu-ray Discドライブ、3波デジタル対応のダブルチューナー

前述のとおり、すでに10年近く使っていますので破棄してもよいのですが、テレビ受信用の画面も兼ねているものなので、そのためディスプレイがけっこう綺麗に写ります。
なんとなく、もう少し使ってみようかと思う気持ちが勝り、この際にHDDをSSDに交換してみることにしました。

交換作業の様子など、次回の記事で紹介します。

10MHzのコンディションが良いので、今月の移動は全て10MHz/CWのみで運用しました。

アンテナは、10MHz用の電圧給電ツェップです。
そういえば、ここ数年はこのアンテナを使ってしませんでしたので調整も兼ねた運用になりました。

【4月15日】★ PK-岡山県125,水辺の楽校,3118,岡山県浅口市 ★
このPKポイントは、2回目の運用になります。最初の時、本道から少し入ったところにあるので、どこにあるか?少し迷って探した記憶があります。今回は迷わずにすぐに到着できました。
あまり広い駐車場ではないので、誰か居たらどうしようか???と思っていたのですが、雨上がりの後の曇り空模様でもあり、心配は希有に終わりました。
10MHzツェップも簡単に張ることができ、CQの呼び出しにもたくさんの局が応答してくれました。

【4月16日AM】★PK-岡山県056,里庄美しい森,31003B,岡山県浅口郡里庄町★
「里庄美しい森」は、既に施設は閉鎖されています。
施設を示す案内、看板などは取り外されているのですが、駐車場は残っているのでそこに止めて運用しました。
ここでも、10MHzツェップでのCW運用です。

【4月16日PM】★PK-岡山県054,浅口市三ツ山スポーツ公園,3118,岡山県浅口市★
里庄美しい森での運用後、海辺に出て寄島経由で自宅に戻ることにしました。
途中の寄島にあるPKポイントで午後の運用を行いました。
やはり、ここでも10MHzツェップです。

【4月17日AM】★PK-岡山県027,かさおか古代の丘スポーツ公園,3107,岡山県笠岡市★
朝から天気も良く、絶好の移動運用日和でした。
10時過ぎに到着したのですが、第1駐車場にはそこそこの車がとまっていて、ワイヤアンテナを張るのは迷惑かと...運用はやめようかと考えたのですが、第2駐車場には誰もいなくちょうど良い距離に立木もあり、そちらで運用することにしました。

【4月17日PM】★PK-岡山県133,美星海洋センター,3109,岡山県井原市★
笠岡での運用後、美星まで足を伸ばしました。時間がちょうどお昼だったので、星の郷青空市でうどんを食べてお昼ご飯と休憩?をとりました。
その後にすぐ近くにある「美星海洋センター」新しく追加されたPKポイントで運用しました。施設は月曜日が休館日なので人はいませんでしたが、駐車場には何台かの車がとまっていました。邪魔にならないよう一番端に車をとめて、ここでも10MHzツェップを張りました。
道を挟んだ向かい側には野球場がありました。広くきれいなグランドでした。

【4月18日】★PK-岡山県014,浅口市遙照山総合公園,3118,岡山県浅口市★
この日も朝から良い天気でした。
遙照山公園では数え切れないくらい運用していますが、桜のシーズンの休日は大勢の人で賑わいます。久しく運用していなかったのですが、さすがに平日ということで誰もいなく、ゆっくり運用することができました。
昨年から、移動運用ではポータブル電源を使用しています。以前は、100V出力に安定化電源を接続し無線機に13.8Vを供給していました。ポータブル電源の詳細な仕様は把握していませんが、たぶん大元には蓄電池があるはずなので、この仕様方法だとポータブル電源の内部でDC→AC100V変換後、もう一度安定化電源でAC→DC13.8Vに変換することになります。なんだか非効率的に思えて、最近はポータブル電源の12V出力に12V→13.8Vのアップデータを接続して無線機に電源を供給しています。このアップデータは以前に製作したものです。製作記事と外観が異なりますが、ケースを変えてメータを取り外してシンプルにしたものです。
そんなに大きな違いはないと思いますが、気持ちの問題かもしれません。

固定運用のときは、主にリグのキーヤー機能を使っています。
以前は、Winkeyerを使っていたのですが、年が明けて突然不調?になり、せっかく備わっている機能を使わないのももったいないので活用することにしました。

CW運用は、基本的にはパドルでの手打ちなのですが、記念局や移動局のコールでパイル状態になっているとき、何度も自局コールサインを打鍵するのも疲れる?ので、キーヤーのメモリ機能を使います。

以前、IC-7100用の外部KEYPADを作成し、けっこう便利だったことを思い出し、TS-890用にも同様のものを作ることにしました。
※ちなみにこの外部KEYPADは、JK1BGVの運用で使用しています。

まずは、説明書を見て可否を確認したのですが見つからず、解説書のほうでその回路図を確認することができました。
IC-7100ではLANケーブル/端子で接続しましたが、TS-890は3.5mmのステレオコードで接続するようです。それも、L/R端子でCH1~4と、CH5~8を使い分けています。
これまでの自身の運用スタイルでは、まず8CHのメモリを使いことはありませんでした。前述のように、自局コールサインを送信するだけなので、本当なら1CHだけでも良いのですが...でも、せっかくですから4CHだけは実装することにしました。

IC-7100のときと同様に、ユニバーサル基板を3枚、タクトスイッチを4つ使用します。ここで名案?が浮かび、ステレオ端子のL/RをSWで切り替えれば、CH1~4とCH5~8を使い分けられることに気がつきました。回路図を見ればわかるとおり、CHの識別の抵抗値はそれぞれ同じですので。

3.5mmのジャックは、秋月のDIP化キットを使いました。
複雑な回路ではありませんし、ケーシングもありません。簡単な半田付けだけの作業なのですが...寄る年波の老眼の影響で、手元がはっきり見えません。

DSC_0214

なんとかイメージした形で完成することができましたが、いやはや精神的にも限界を感じさせてくれる工作となりました。

とは言え、やはり自作のものは何物にも替えがたい愛着がありますから、これからもCW運用が続く限りは使っていきたいと思います。

八重洲無線の FT - 818ND が生産終了となる記事をネットで読みました。

最近はあまり使っていないのですが、移動運用ではたいへん重宝させてもらいました。機種は一世代前のものですが、FT-817NDです。
正確な数字は把握していませんが、交信数は10,000を軽く超えていると思います。もちろん今でも所持していますが、このところのコロナ騒ぎで、すっかり移動運用での出番が消えています。

運用スタイルがCWメインですので、5W出力でもじゅうぶんな威力を発揮してくれます。とにかく、小さく、消費電力が少ないのは、移動運用での大きなメリットです。FT-817NDをスーツケースに詰めて、グアムまで持って行ったこともありました。

このところ、いろいろな場面で「部品不足、入手困難」「原価高騰に耐えきれず」などを理由にした製品の販売終了記事を見かけます。
寂しい気持ちもありますが、これも1つの時代の流れとして理解するしかないのかもしれません。