以前の記事で、12V→13.8Vアップバータの製作記事を紹介しました。今回は、12Vを19Vに変換してそれをシールドバッテリーの充電に利用する企画です。
まずは、12V→19Vのアップバータです。【Dowonsol ブースター変圧器12V(9-17V) 転19V】Amazonで購入しました。13.8Vのアップバータもそうですが、「どうしてこの価格で販売できるのか?」正直信じられません。信用しないわけではないのですが、万が一?のことを考えてヒューズは必ず取付ておきます。
シールドバッテリーの充電は秋月電子のキットを利用します。今回は、これまでAC-DCアダプタで利用していたものを転用しました。ずっと使っているものですので、こちらは問題ないはずです。
まずは、2つの部品をケースにセットします。
充電機能自体は、アップバータの19V出力を充電基盤の入力に供給するだけで、新たに追加する回路はありません。
あれば便利?な機能として、
●12Vを昇圧した19Vをそのまま出力できるジャックを付加
●アップバータを通さず、19V入力で充電回路を利用できるよう、入力ジャックと切り替えスイッチ、LEDを付加
●充電状態の監視用に簡易レベルメータを付加
上記それぞれの端子、メータを設けています。
ほとんど空中配線状態です。綿密な設計図はなく、頭の中で想像した直感配線で、ここは素人工作?としてご容赦ください。
充電基盤のパワーTRは、ケースに直接取り付けました。
ここまで、電子工作というよりは、ケースの穴開け工作が主体です。
各部品のネジをしっかりと締めて、ホットボンドで固定しました。
とりあえずこれで完成です。
配線を確認して、ヒューズをセットして各ポイントで電圧をチェックしてみました。12Vを入力して、まずアップバータの出力端子で測定しました。確かに19Vが出ています。次に、充電出力端子を確認します。こちらも13.8Vが出ています。大丈夫のようです。
使用した後のシールドバッテリーを接続して、レベルメータの調整と、最終的な確認を行います。レベルメータは充電キットのR7に並列に接続してあります。充電電流は、700mAになっていますので、700mAでメータがフルスケールになるよう、半固定VRを回してセットします。
※R7は1Ωで、両端の電圧は0.7Vです。レベルメータはMax.350μAでフルスケールとすると、(オームの法則から)2KΩの抵抗をメータに直列に接続すれば良いことになります。今回使ったメータは、以前、秋葉原(確かaitendo)で購入していたもので、正確な規格データはわかりません。このため、1KΩの抵抗と半固定を組み合わせて、実際の様子を確認しながら最終値を設定しました。
移動運用時など、車の走行時にシールドバッテリーの充電ができれば何かと便利かと思い製作してみました。
あと、PCのバッテリーがなくなったときも、19V出力端子に接続すれば利用できると想定しています。移動時は、何かと電源まわりで困ることがありますので、緊急対応用で活用できればと考えています。