6月10日は時の記念日です。
平成も残すところ1年をきり、来年には新しい元号が制定されます。昭和がどんどん遠くなっていきます。
先日、総務省からアマチュア無線局数が発表されました。4月末時点の局数が、42万5,775局だそうです。この数だけ聞くと「けっこうたくさんの局がいる」と思います。しかし、過去最高だった頃は、136万局を超えていたのですから、およそ1/3以下になっていることになります。
さらに解説、グラフを見るとその減少スピードは加速的です。なんとも寂しい現象です。
私自身、開局してから約50年が経とうとしています。途中、長いQRT期間がありましたが、ここ数年はあらためてこの趣味の面白さを感じています。
この趣味の特性?上、交信する相手は絶対に必要です。一人で楽しめることも、ないことはない...かもしれませんが、とにかく大勢の人がいるほうが楽しい趣味だと思います。
JARL、関連団体等もいろいろと工夫をしながら、無線人口の増加に苦労して取り組まれています。なかなか数字に表れませんが「時の流れ」→「時代の流れ」という言葉で、このまま終わっていく過去の趣味とならないよう、なんとか今後も継続していただくことを願うばかりです。
個人的にも、時間がとれるときは、なるべくQRVしたいと思いますが、限られた運用環境ではどうしてもアクティビティが落ちてしまいます。
/1の運用も長くなりましたが、このところは FT8 / JT65 のデジタルモードが多くなっています。ベランダANTに小電力でも比較的容易に交信できますので、少しでも多くの局と交信できるよう楽しませてもらいます。
話は変わり、
6月9日に、元JARL会長の「原 昌三」氏が逝去されました。いろいろなコメント等はあると思いますが、アマチュア無線の発展に貢献された一人であることは間違いないと思います。昭和から始まった、アマチュア無線の輝く一時代を築いた方として敬意を表し、謹んでお悔やみを申し上げます。