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電池チェッカー

秋月電子の「超小型2線式LEDデジタル電圧計」が便利で、工作時には重宝しています。無線関係の電源は12~13.8Vが標準的な電圧なので、購入時の設定のまま、測定する電源に接続して使用できます。

この電圧計の仕様は、最低測定電圧が【3V~】になっています。先日インターネットで、この電圧計が【0V~】から測定できるという記事を読みました。
秋月「超小型2線式LEDデジタル電圧計」を3線式(0V~)にする方法

この記事では、3V 以下が測定できることを利用して「高性能乾電池チェッカー」を製作されていました。記事の中でも紹介されている「昇圧型DCDCコンバータ StepUP・DIP 3.3Vタイプ」も手持ちの部品箱に在庫があるため、早速作ってみることにしました。

まずは、デジタル電圧計の改造からです。と言っても、ショートジャンパーを外すだけです。ただ、小さな部分ですので、まわりの部品に当たらないよう念のため、ショート部分以外をマスキングテープで隠しました。説明書には「0Ω のチップ抵抗」が使われていると書かれていましたが、半田こてを当てると半田が溶けてショートが外れました。チップ抵抗は使わず、半田ブリッジされていたようです。
次に、赤と黒のリード端子の横に、測定用リード線を接続しました。

これで、0Vから測定が可能になるようです。【DC-DC昇圧コンバータ】をブレッドボードに挿し、1.5V 単3 乾電池を使って確認してみました。確かに「0.00」と表示されます。
その後、単3乾電池のプラス端子を測定用リードにつなぐと、今度は「1.49」が表示されました。

いつもの簡易製作と同様、ケースには入れず基板だけで使うことにしました。単3 と単4 の乾電池が使えるよう、それぞれの電池ボックスを用意するのが筋なのでしょうが、基板スペースの関係と電池ボックスのマイナス部分のバネが強力なので、単3 のボックスで単4 も測定するようにしました。電圧チェックだけなので、これで充分使えそうな感じです。

デジタル電圧計の消費電流は、18mA 以下と説明書には書かれています。参考にしたWeb記事によると、昇圧コンバータと合わせると約50mA が消費されることになると書かれています。
一般的な電池チェッカーも、この程度の消費電流が採用されているようですので、特に負荷抵抗を加える必要もないと思います。
※場合によっては、10Ω の抵抗を通して 100mA 程度の負荷で測定したほうが良いかもしれません。

製作は簡単です。デジタル表示されますから、使用可否の判断がわかりやすくなります。表示用の電源も必要なく、測定用電池だけで使用できるのも便利そうです。
せっかくなので、006P 用のスナップを付けて 9V 電池も測定できるようにしてみたいと思います。

 

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