「北の国」と言っても、何かと物騒な話題?の国ではありません。8日~10日の2泊3日で北海道に行ってきました。
旅行会社のツアーです。これまでの北海道旅行は新千歳空港を利用していましたが、今回は初めて【女満別空港】を起点にしました。コースは、阿寒湖(阿寒湖温泉)~摩周湖~網走~温根湯温泉と比較的ゆったりとまわって過ごす設定です。
羽田から女満別空港に着いてツアーバスに乗り込みましたが、初日の外気温は10度を下回っていました。さすがに北緯44度近いところです。バスの車窓からは、満開に近い桜の木々が眺められます。1ヶ月前、東京で見た桜がずいぶん昔のように思い出されます。よく言われる言葉ですが、やはり日本は南北に長いんだなぁと感じます。道東の桜の木は染井吉野ではなく「えぞ山桜」だそうです。確かにピンクの色は少し濃いめです。
8日の夕方、阿寒湖に到着しました。この日は大気が不安定で、宿に到着したときは強風と「ヒョウ」が空から落ちてくる真冬?の天候でした。
しかし、翌9日の朝は、昨日から一転して晴れ渡った青空が広がりました。風もなく阿寒湖の湖面には波一つなく、まるで鏡のような光景でした。
この日は、まず摩周湖に寄りました。以前立ち寄った時、この湖は歌謡曲の歌詞のとおり「霧の湖」でした。湖面どころか湖の岸さえも見ることができませんでした。今回は晴れた青空の下、湖全体を眺めることができました。背後には雪を残した山も望め、とても雄大でそして澄んだ美しい魔手湖でした。
「網走監獄」と「流氷博物館」のある網走の天都山に寄った時、山頂にいくつものアンテナが建っているので記念に撮影しました。NHK、他放送局のアンテナや通信業者、防災等と思われる施設が群がっています。標高はそれほど高くありませんが、肉眼でも広大に広がる大地には、充分強力な電波が届きそうです。できれば、ここから自分も電波を送信したい気持ちですが、無線機は持ってきていませんから空想の中で思い描くだけでした。
網走から眺めるオホーツク海は、視界を遮るものは何もなく、水平線がどこまでも長く続きます。まだ雪に覆われた知床連山、その先に続く知床岬を抱いた知床半島が海に浮かんでいるようです。
次回は、ぜひ移動運用を計画したいと考えながら、早春の北海道を後にしました。